BOCCI : Milan Design Week 2025 | Fuori Salone｜INFORMATION｜Studio NOI

2025.06.04BOCCI : Milan Design Week 2025 | Fuori Salone

BOCCIは20周年を記念して、The Future Perfectの創設者兼クリエイティブ・ディレクター David Alhadeffのディレクションのもと、

ミラノにある歴史的なアパートメントで、"polymath artist"のOmer Arbelの世界観を深く掘り下げる展示となりました。

「The Numbers Between The Numbers」と題された今年は、プロトタイプや完成品を含むアーカイブ作品を通じて、

Omer Arbelの“プロセスを重視する”デザインアプローチを紹介。20年以上にわたって彼が築いてきた独自の哲学に光を当てています。

また、Alhadeffは地下の展示に加え、1階の居住スペースも再構築され、BOCCI Milanに新たな視点と空間的な物語を加えました。

※polymath artist：複数の芸術分野や研究分野に置いて、専門知識と熟練度を発揮する個人

この展覧会では、Arbelの芸術的アプローチを形成し、BOCCIの進むべき道を導き続けてきた「素材、発見、革新」にフォーカス。

彼が手がけたアイディアは全てナンバリングされ、これまでに147点のアイディアが生まれ、BOCCIではその中から22の作品を製品化しています。

2025年の新作として発表された「141シリーズ」は、偶発的に生まれる有機的な形状とミニマルな美しさが融合し、まるで映画の

ワンシーンのような詩的な印象を与えます。

AlhadeffとBOCCIは共同研究の一環として独自のサスペンションシステムに挑戦。2005年に発表されたBOCCIの最初の作品

「14シリーズ」にダイナミックな構成を可能にする新たなジオメトリックな吊り方が加わえました。

20年以上にわたり形成してきたOmer Arbelの哲学の指針を掘り下げた、未公開のプロトタイプやアーカイブ作品を展示された地下空間。